学生ローンは審査と返済手続きが煩雑となる

大学生であっても一人暮らしをしている場合など、お金に困ることがあります。そのような時、頼りになるのがキャッシングです。キャッシングは成人している大学生なら、アルバイトなど収入があることを条件に利用することが可能です。また大学生は学生ローンを利用することもできます。

 

そこで金融機関から借入する場合には、キャッシングと学生ローンの違いについて知ることが大切となります。ここではキャッシングと学生ローンの共通点と違いについて分析することで、学生が借入する場合にはどちらが有利となるか検討したいと思います。

 

金利・限度額など経済的な条件はほぼ同一

一般的に学生ローンは学生向けのローンであるため、学割が適用されて金利が安いと思われがちです。しかし学生ローンと消費者金融のカードローンでは金利や限度額において差はありません。

 

多くの場合、学生ローンの実質年率は18%となっています。これはアコムやモビット等、大手消費者金融と同水準の金利となっています。18%で10万円を借り入れると、1月に1500円の支払利息が発生します。50万円までの融資であればどの金融機関から借り入れても、この金利水準となります。

 

限度額についても同様で、50万円前後を最大に融資枠が10万円や20万円しかない場合もあります。学生ローンに申し込んでも消費者金融に申し込んでも、融資される金額に差は出ません。金利と融資金額について、学生ローンと消費者金融のカードローンでは大きな違いはないのです。

 

学生ローンは中小の金融機関が、消費者金融は大手の金融機関が融資する

学生ローンと消費者金融における最大の相違点が、運営会社の規模の違いです。学生ローンは中小企業が、消費者金融は大企業が運営しています。

 

学生ローンと消費者金融系カードローンでは、審査や返済に関する手続きにおいて大きな違いがでてきます。消費者金融では自動契約機を整備し、インターネットやスマートフォンからの申込みも可能となっています。しかし中小企業が運営する学生ローンでは、消費者金融のような利便性の高いサービスを受けることができません。

 

学生ローンの審査の特徴

学生ローンでは融資に申し込むと、電話で審査が行なわれます。在籍している学校名や学部、学年が聞かれるだけではなく、学生証のコピーの提出も求められます。

 

学生ローンでは電話による審査時間が長い

大手の消費者金融による審査では、ほとんど電話による審査は行なわれません。本人確認のための確認電話がかけられるくらいで、具体的な個人情報のヒアリングは行なわれないのが通常で、これは学生の場合であっても変わりません。しかし学生ローンでは電話で様々な個人情報について聞かれます。特に初めての申込みの場合、1時間程の時間をかけて申込内容について聞かれることになるのです。

 

学生ローンの審査で聞かれる内容

学生ローンの電話審査では、申込者のアルバイトについて細かく聞かれます。どのようなアルバイトに従事していて、どれくらいのシフトに入って週に何時間勤務しているか、時給はいくらで昇給はあるのか、といったことを聞かれるのです。また親についても尋ねられます。親の職業や年収、勤務先や勤続年数といった親の所得に関する事柄も聞かれることになるのです。

 

学生ローンでは、親の所得が高いと有利になることも

消費者金融から融資を受ける際には、原則として親の所得は関係ありません。親の情報は求められないのです。しかし学生ローンでは、親が高収入である場合、審査が有利に働くこともあります。場合によっては当人がアルバイト等をあまりしておらず、収入が不安定でも、親に一定の所得があれば融資に応じてもらえることもあるのです。

 

学生ローンでは借入・返済手続きが煩雑となる

学生ローンには消費者金融と異なり専用のATMや提携ATMが存在していません。そこで学生ローンを利用する際には思わぬ不便を被ることもあります。

 

コンビニや銀行のATMで借入、返済ができない

消費者金融では店舗や無人契約機が設置されている場所には専用ATMが設置されており、その専用ATMから借入や返済ができます。また消費者金融はコンビニや銀行のATMと提携しており、それら提携ATMを利用すればいつでも借入や返済が可能となります。手数料も無料で使えるものが多く、利便性が高いものとなっています。

 

しかし学生ローンではATMが利用できません。提携ATMが存在しないだけではなく、無人契約機を全国に設置していないために専用のATMも存在しないのです。そもそも学生ローンでは、消費者金融のように借入のためのローンカードを支給していません。ローンカードが存在しない以上、ATMを利用することができないのです。

 

学生ローンでは、取引の度に電話連絡が必要となる

ATMが使えない学生ローンでは、取引の度に金融機関への電話連絡が必要となります。融資を希望する場合でも、予定より早く返済したいと思った場合にも、その都度電話連絡をして相手方の許諾を得る必要があるのです。

 

融資の際に電話連絡が必要なのも面倒ですが、より厄介なのが返済に関してです。余剰資金ができ早く返済を済ませようと思っても、連絡を入れる必要があるとその煩雑さから返済を伸ばしてしまうこともあり、厄介なのです。

 

消費者金融のほうが便利だが、親の所得がある場合には学生ローンを選択することも可

このように消費者金融と学生ローンは金利負担や限度額がほぼ同一となっており、審査手続きや返済に関する利便性は消費者金融のほうが高くなっています。そこで多くの学生にとっては、消費者金融を利用するほうが経済的な選択となります。

 

しかし消費者金融で融資を受けるには、学生がアルバイト等をして一定の所得があることが条件となります。他方、学生ローンでは、親に一定の所得がある場合には融資に応じてもらえやすいという特徴があります。そこでアルバイトをあまりしていない学生が融資を申し込むのであれば、学生ローンも選択肢となってくるのです。

最新カードローンスペック一覧表

実質年率 融資限度額 審査目安
プロミス


4.5%〜17.8% 1〜500万円 最短即日
アコム


3.0%〜18.0% 800万円 最短即日
アイフル


4.5%〜18.0% 500万円 最短即日
モビット


3.0%〜18.0% 800万円 最短即日
楽天銀行カードローン


4.9%〜14.5% 500万円 最短即日